医療サービス

加藤病院

その他

病院長あいさつ

ごあいさつ

緑のようになごみ、水のようにやさしい。
私たちは、そんな医療と介護を目指しています。

昭和40年11月医療法人仁寿会加藤病院として発足以来、地域の皆さまの医療・福祉ニーズに応えるべく、急性期医療から慢性期医療、さらには介護サービスまで幅広く対応できる体制を整えて参りました。

今後においても『緑と水』に恵まれた素晴らしい自然環境を活かし、我々職員一同、地域の皆さまの健康長寿の実現に取り組み、よりいっそう愛され親しまれる医療機関となれるよう努力いたします。

病院長  加藤 節司

病院長インタビュー


1.サービス内容・特色

Q1-1.加藤病院ではどのような医療に力を入れているのですか?

生きがいを実現できる医療です。

Q1-2.患者さんはどのような方が中心ですか? どんな方に対応できますか?

高齢者の方が中心になっています。
中でも私たちは、緩和ケアを必要とする方への医療、自宅療養・在宅医療を必要とされる方に医療を提供しています。

Q1-3.他の医療機関では提供できないもの、加藤病院ならではの特色があるとしたら、それは何ですか?

「口から食べることのできる食事栄養支援」これらを実際に行うための「摂食嚥下機能障害の診断とリハビリ」そして「排泄の自立につながるリハビリテーション」です。これらは人の尊厳に関わる大事なリハビリテーションと考えています。

また、その集大成としての「在宅療養支援」に力を入れています。

一方で、働く人の健康支援にも努めております。

健康維持増進、疾病予防支援としての「禁煙外来」あるいは「睡眠時無呼吸症候群への取り組み」を行っております。

Q1-4.加藤病院の医療サービスを通して、患者さんにどうなって欲しいですか?

「平気」で生きていただきたい、と考えています。

これは正岡子規の「病牀六尺(びょうしょうろくしゃく)」という随筆に出てくる言葉です。この中で正岡子規は「悟りを開くとは平気で死ねることかと思っていたが、悟りを開くとは平気で生きていることである」と言っています。

私たちは患者さん方が皆さん、そうあられるよう、そしてその結果として生きがいを実現できるよう、支援をさせていただきたいと、そのように思っております。

2.理念・想い

Q2-1.加藤病院の歴史について、簡単に教えてください。

1932年、私の祖父忠造が加藤病院の前身である山根加藤病院を創立いたしました。

1966年に医療法人仁寿会と法人化し、病床数を拡大し、医療提供体制の充実に努めました。

しかしながら、1995年に経営危機を迎え、川本町の支援を受け、経営再建に官民一体となって取り組ませていただき、1999年に無事危機脱出することとなりました。

その後、おかげさまをもちまして2005年、日本医療機能評価機構認定病院認定以降、現在まで3期連続で更新を果たせています。

2011年に社会医療法人仁寿会として県知事の認可を受け、2012年に国の在宅医療連携拠点事業 島根県唯一の指定等各種モデル事業の指定を受け、地域包括ケアシステムの構築に貢献したいと活動を進めております。

現在の職員数 218名(2018/6/1現在)と発展を続けております。

Q2-2.病院を運営し、医療を提供する中で、病院長が重要だと考えているポイントを教えてください。

大事なこととしているのは2つです。

ひとつは仁寿会の「仁の心」、そしてもうひとつは「診療の質」です。

Q2-3.質の高い医療を提供する上で、どのようなポイントに力を入れておられますか?

質の高い医療を提供する上で大事なことは4つあると考えております。「科学的な根拠」「安全」「満足」そしてそれらが全て「公開されていること」の4つです。

Q2-4.医師として、診療の際に最も重視されていることは何ですか?

医師として最も重要なことは「チーム医療」であると考えています。

患者さん・スタッフからなる連携医療です。

Q2-5.病院長として病院を運営する中で、どのような判断基準で病院を運営されているのですか?

病院運営をする上で大事な視点を私たちは5つ定めています。

「私たちの健康の視点」「学習と成長の視点」「組織行動としてのプロセスの視点」「患者さんの満足度の視点」そして「財務の視点」です。

3.今後の展望

Q3-1.加藤病院の病院長として今後、さらに力を入れていきたい医療分野、医療サービスは何でしょうか?

私たちが大事だと考えているのは「地域包括ケアシステムの構築にいかに私たちが貢献していくか」、そこに尽きると思います。

そして、もうひとつ重要なこととして「働く人々の健康の維持増進・疾病予防・早期発見」に努めていきたい、そのように思っております。

Q3-2.社会の流れの中で、今後の加藤病院に求められる役割、提供すべき医療は何だと思われますか? 社会にどのような形で貢献していきたいとお考えですか?

私たちは総合ヘルスケアステーションづくりを現在進めています。

つまり、医療や介護をワンストップで利用できる、いつでも笑顔で患者さんを迎え入れることができる。そういう医療提供体制を作り上げていきたいと思っています。

そしてその結果として地方創生、ふるさと創生に大きく、深く関わっていきたいと思っています。

4.患者さまへのメッセージ

Q4-1.患者さま、患者さまのご家族の方々に向けて、病院長として一言お願いします。

皆さんがこうありたいと考えていらっしゃることは何でしょう? 皆さんは必ずそのお考えをお持ちであろう、と私はそのように思っています。

皆さんがお考えになっている「こうありたい」を実現できる医療をこれまでも私たちは目指してきました。

もちろん、これからも私たちは地域の皆さんが「こうありたい」と考えていることを実現できる医療を追求していくために努力を続けたいと思っています。