法人紹介お知らせ

病院長就任のご挨拶

加藤病院 病院長 大畑 修三

この度、令和4年4月1日から社会医療法人仁寿会加藤病院の病院長職を拝命いたしました大畑でございます。就任にあたりご挨拶申し上げます。

私はこの川本町に生まれ、高校卒業後、いったんこの地を離れ、その後17年前より当法人でお世話になっております。もともと大学では循環器内科を専門に医師生活をスタートいたしました。現在は専門の循環器内科を中心に広く内科一般を担当しています。こちらに戻り、三江線の廃止、洪水災害、新型コロナ感染症など川本町を取りまく様々な環境の変化を目にしてきました。

 特に新型コロナウイルスの世界的大流行はいまだ終息せず、医療危機だけでなく社会経済的にも大きな危機を引き起こしていることは皆さまご存知のところかと思います。

 加藤病院は、昭和7年、前身の川本病院を故加藤忠造先生が継承し、加藤病院としてその産声を上げました。そして永年のへき地医療分野での公益活動が評価され、平成23年8月1日に社会医療法人の認定を受けました。西中国地方唯一のへき地医療分野としての社会医療法人の誕生です。

在宅医療を基軸とする包括的な地域医療・介護サービスを提供し、無医地区での診療支援や無医地区への巡回診療を継続しています。あわせて併設の介護老人保健施設「仁寿苑」、医療近接型住まい「穏」、さらにサービス付き高齢者向け住宅ナーシング&リハビリテラス「和かち逢う家」を活用した在宅療養復帰支援などを行っています。

 さて病院の使命とは何でしょうか。私たちは、患者さまを中心に、安全で公正な医療を提供し皆さまの生きがいを実現することだと考えています。

 現在、病院本館は築50年を超え、水害時において現施設が浸水想定区域内にあることより病院施設等を新築移転する準備を進めているところです。それに伴い、「地域の人々を最もよく知り、その良き人生に貢献することで地域社会を変えていく」という私たちの志のもと、地域と一体となって医療体制を構築し患者さまの生活を支えていくことをお約束いたします。

 患者さま一人一人に寄り添い、皆さまに愛され、信頼される病院となれるよう、職員一丸となって全力で尽力していきたいと存じますので、どうかご指導ご鞭撻の程、よろしくお願いいたします。