地域医療の取組
理事長あいさつ
ごあいさつ
仁寿会は「在宅復帰支援」としての介護・医療サービスを提供しています
仁寿会は、2011年に「へき地医療分野」での社会医療法人に認定されました。
「へき地医療分野」での社会医療法人に認定されたのは、山陰地方、西中国地域(広島、山口、島根)でも仁寿会のみという、とてもユニークな医療法人です。
仁寿会は病院の中ではなく、地域の中で療養していただくことで地域全体の連帯が高まると考えています。そのため私たちは、地域での療養、自宅での療養を支援しています
つまり仁寿会は、病院、介護施設双方で、できるだけご自宅に帰って療養していただく在宅療養を支援しています。
在宅療養を推進し、地域社会との「つながり」を高める
仁寿会は在宅での療養を積極的に進めることで、地域社会の「つながり」を高めていくケアを提供していきたい、との想いを持っています。
介護老人保健施設では、在宅復帰率50%以上を達成クリアしている施設は日本で9.3%しか存在しません。仁寿会の施設はその9.3%に入る介護老人保健施設のひとつです。
また、病院の方でも療養病棟という、医療の必要度が高ければ医療保険を使って長く入院できる施設があります。そこでも在宅復帰率50%以上をクリアしています。
いつも、いつまでも笑顔でつながる
こうした地域社会の「つながり」を高めるためには、まずは職員同士がつながり、患者さん、利用者さんとつながっていくことが大切です。
そのため私たちは、職員が健康でありながら成長し続けていくことを支援しています。
笑顔で生き生きと働く職員がチームとして一丸となることで、利用者の皆さんのさらなる満足につながる質の高い医療・介護サービスを提供していくことを常に意識しています。
そうした取り組みが、やがて地域のさまざまな方々が笑顔でつながっていき、地域社会に貢献できると考えています。
理事長インタビュー(地域医療にかける想い)
Q1.仁寿会が行なっている地域医療の取組とは何ですか?
医療介護の連携による在宅療養の支援です。
職種を超え、職場を超え、業種を超え、かかわるあらゆる人々が連帯し連携する、医療に取り組んでいます。
Q2.現在の取組に至るまでの経緯を簡単に教えて下さい。
1997年に在宅医療対策室を設け、訪問看護サービスを開始いたしました。
2012年に国の在宅医療連携拠点事業に島根県唯一の指定をいただき、へき地医療分野での社会医療法人となりました。
Q3.社会医療法人として地域を支えていく上で、今後の仁寿会の果たすべき役割はどこにあるとお考えですか?
社会医療法人として、公益性の高い医療を担い地域に貢献していくこと、持続可能性を担保していくことだと考えています。
Q4.地域医療の取組を介して、どのような社会を実現したいですか?
人々が笑顔でつながる社会です。
人々がこうありたいと考える医療介護を提供することを通じ、生活の質の維持・向上をはかり、生きがいを実現できる社会です。
Q5.仁寿会が理想とする患者・利用者の方々との理想的な関わり方とは、どんなものですか?
人と人がつながることです。
Q6.社会医療法人 仁寿会の理事長として、川本町・大田市の方々に向けて一言、お願いします。
仁寿会の医療介護に共感し、ご協力ご支援をいただき、ありがとうございます。
この感謝の気持ちを常に持って、これからも皆さんの生きがいの実現をご支援させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
理事長 加藤 節司(かとう せつし)略歴
(東邦大学医学部医学科 卒業 1986年)
現職 | ||
学校法人東邦大学医学部 | 客員教授 | 2019年-現在 |
社会医療法人仁寿会加藤病院 | 病院長 | 2011年-2022年3月 |
社会医療法人仁寿会 | 理事長 | 2011年-現在 |
社会医療法人仁寿会介護老人保健施設仁寿苑 | 施設長 | 2011年-現在 |
国立大学法人島根大学医学部 | 臨床教授 | 2007年-現在 |