医療サービスお知らせ

入院時コロナウイルス抗原検査・PCR検査の実施について

2021年11月1日

 新型コロナウイルス、インフルエンザウイルス等を原因とする感染症の制御は、医療の現場のみならず社会的な課題となっています。2021-2022冬季シーズンの感染対策として、加藤病院では2021年11月1日より、入院される患者様に「新型コロナウイルス抗原定性検査」「インフルエンザウイルス抗原定性検査」「新型コロナウイルスPCR検査」等を必要に応じ受けていただきます。

 現在、上記感染症については、ワクチン接種も行き渡り、重症化も場合によっては制御できる状況となってまいりました。しかしながら、特有の症状がない、または軽微なゆえに感染に気づかないまま入院治療を行う可能性は残っており、患者様自身の病状への悪影響や、他の入院患者様への感染拡大リスクが懸念されています。さらに、当院へ入院なさる皆様におかれましては、持病や障害のため、ワクチンが未接種である場合や、マスクの着用・手指消毒など基本的な個別感染予防策の徹底が不十分とならざるを得ない方々も少なくありません。以上のことから、入院なさる皆様への感染拡大リスクをできるだけ低減化させるため、問診に加え早期診断・早期治療を目的とする上記入院時検査を行います。

なお、検査については次のことをご承知ください。

・検査費用;患者様の新たなご負担はありません。
・検査場所;入院に際しご利用の車両等を活用させて頂くことがあります。
・診断精度;精度は100%ではなく、結果陰性は感染の陰性証明にはなりません。
・検査結果;偽陽性・偽陰性等結果によっては追加検査を必要とする場合があります。
・入院再調整;結果によっては入院延期等再調整を要する場合があります。

以上のように、入院療養におかれましては、検査結果によらず、マスクの着用・手指消毒等基本的な感染予防策を可能な限り励行して頂くよう強くお勧めします。

  大変ご不便をおかけいたしますが、入院療養の皆様の感染リスク低減のため、何卒ご理解とご協力のほど宜しくお願い致します。

社会医療法人仁寿会加藤病院 総合医療支援委員会 感染対策部会