地域医療の取組(研修制度)

研修制度(地域医療人の育成)

後期臨床研修 あいあいプログラム:研修モデル例

総合診療専門研修Ⅰ

【研修施設名】 加藤病院 総合内科(病院病床数81床、診療科病床数81床)

【研修期間】 12か月

【研修期間の分割】 1年目に6か月間、3年目に6か月間 分割

【認定指導医】

 指導医1:加藤節司(常勤) 指導医認定番号:2014-0500

 指導医2:大畑修三(常勤) 指導医認定番号:2014-1342

 指導医3:山内延広(常勤) 指導医認定番号:2013-0614

【ケアの内容】

 外来診療:生活習慣病、患者教育、心理社会的問題、認知症を含めた高齢者ケアなど

 訪問診療:在宅ケア、介護施設との連携などを経験し在宅緩和ケアにも従事

 地域包括ケア:学校医、地域保健活動などに参加

【施設要件】
 保育所から焼酎高等学校の学校医活動及び予防接種活動を行っているまた近隣に小児科専門医が常勤している医療機関(邑智病院)があり、そこで週半日~1日の診療を行うことで小児に関して十分な研修ができるよう補完

アクセスの担保
 近隣の救急医療機関と連携をとり、夜間、休日も連続性のある救急体制を行っているまた在宅患者様に対しては強化型在宅療養支援病院として24時間、365日体制で電話相談、往診などができる体制をとっている

継続的なケア
 外来患者・訪問診療の患者へは、共に緩やかな主治医体制をとっている外来患者には、次回予約を入れることで、通院困難となった患者には、診療が中断しないように訪問診療を導入することで継続的な医療を提供している一方当院は、地域包括ケア病棟を有しており、在宅療養中の患者様の病状悪化の際には速やかな入院加療が可能であるそして在宅復帰支援計画に基づき、担当医師が主体となって多職種間で在宅復帰に向けて調整を行っている

包括的なケア
 地域住民の保健、医療、介護に関するニーズに応えるべく、疾病予防、急性期医療から慢性期医療、さらには介護サービスまで、幅広く対応できるよう病院を中核として、老人保健施設、グループホーム、さらに訪問系介護サービスとして在宅ケアセンター等基盤整備に努めている

多様なサービスとの連携
 当院にはメディカルソーシャルワーカーを複数人要し、病診連携、病病連携等の地域医療連携を積極的に推進し、地域医療提供体制の強化を図っているまた特定施設、特別養護老人ホームなど・介護・福祉分野との連携、住民基本健診など保健行政との連携により、在宅療養支援センターを中心として、病院への入院、老健への入所や、ショートステイ、訪問看護、訪問介護、訪問リハビリといったサービスを垂直展開している

家族志向型ケア
 当地域での長年の医療活動において、親、子供、孫にわたって顔の見える関係がbaseにある外来入院、訪問診療において家族のつながりが分かるように家族図、家族情報が蓄積され、家族単位でのかかりつけ医としての体制ができている

地域志向型ケア
 学校の養護教諭、役場などと連携しながら、病院健診事業、予防接種等疾病予防活動、地域における健康教室の開催、地域における臨床疫学研究、産業医活動、学校保健活動等を通じて、プレゼンテーション等経験学習、プロジェクト基盤型学習等を提供する

在宅医療
 現在320~30人の方に対し訪問診療を提供し、延べ700件弱/月の訪問診療件数を抱えている月2回の定期訪問診療を継続的に行うだけでなく、24時間、365日体制で臨時往診にも対応している患者様急変時には強化型在宅療養支援病院である加藤病院への入院対応が可能であり、患者様・家族が希望する際には在宅看取りがスムースに行える連携体制をケアマネ・診療所看護師・訪問看護師と構築し、癌患者、非癌患者様両者へ、在宅緩和ケアを積極的に行っている

【週当たり研修日数】  5日(休日は含まない)

【その他】
 総合診療専門研修Ⅰ期間中に週1回等で並行して行われる領域別研修:半日~1日/週
 近隣の小児科専門医常勤医療機関(邑智病院)で診療を行う

総合診療専門研修Ⅱ

【研修施設名】 加藤病院 総合内科(病院病床数81床、診療科病床数81床)

【研修期間】 12か月

【研修期間の分割】 なし

【認定指導医】

 指導医1:加藤節司(常勤) 指導医認定番号:2014-0500

 指導医2:大畑修三(常勤) 指導医認定番号:2014-1342

 指導医3:山内延広(常勤) 指導医認定番号:2013-0614

【ケアの内容】

 病棟診療:病棟は臓器別ではない主として成人・高齢入院患者や複数の健康問題(心理・社会・倫理的問題を含む)を抱える患者の包括ケア、緩和ケアなどを経験する

 外来診療:臓器別ではない外来で、救急も含む初診を数多く経験し、複数の健康問題をもつ患者への包括的ケアを経験する

【施設要件】
 救急医療を提供

【病棟診療】

高齢者(特に虚弱)ケア
 高齢化率40%以上の当地域において入院患者、外来患者は、共に9割以上が高齢者である特に入院患者においては、医師、看護師以外に、メディカルソーシャルワーカーやケアマネージャー、リハビリスタッフ、栄養士ら多職種で高齢者にケアに当たり、在宅復帰に向けて、疾病の改善だけでなく家族背景、社会的背景における問題点を協力して解決している

複数の健康問題を抱える患者への対応
 主治医が必要と判断した各専門医へ適切なタイミングで紹介し、必要なmanagementを得ることができる医師以外の多様な職種とチームを形成し、合同カンファレンスを行い問題解決に当たっている

必要に応じた専門医との連携
   循環器疾患、消化器疾患、神経内科疾患、婦人科疾患、泌尿器科疾患、ペインクリニックについては院内の各専門医と連携して診療に当たり、内分泌内科、整形外科、眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科については島根大学医学部付属病院から、多くの臨床指導医が来院し、診療活動に従事しつつ、常勤医への専門的な指導も行っている総合診療専門研修中においても他の様々な専門技能を修得、維持、ブラッシュアップさせることが可能である

心理・社会・倫理的複雑事例への対応
 主治医、担当看護師、介護士、メディカルソーシャルワーカー、リハビリスタッフ、栄養士、薬剤師など)の担当者会議や家族を交えたカンファレンスにおいて複雑な事例に対しては解決策を図っている

癌・非癌患者の緩和ケア
 癌、非癌患者ともに多職種での担当者会議を行い適切な緩和ケアができる体制にあるまた定期的に緩和ケアについての院内研修を行っており、永眠された際にはデスカンファレンスを開き関係職員と生前の対応等について情報の共有を行っている

退院支援と地域連携機能の提供
 毎朝の病床会議と患者個別の多職種退院支援会議によって、退院後の通院が可能かどうか、訪問診療導入が必要かどうか、介護サービスなどについて話し合い、様々な課題に向き合いながら退院支援を行っている

在宅患者の入院時対応
 当院は、地域包括ケア病棟を有しており、在宅療養中の患者様の病状悪化の際には24時間365日速やかな入院加療が可能であるそして在宅復帰支援計画に基づき、担当医師が主体となって多職種間で在宅復帰に向けて調整を行っている

【外来診療】

救急外来及び初診外来
 週5日総合診療外来(当院では総合内科と標榜している)を開いており、救急患者に関しても随時対応している当院で対応困難なケースは近隣の救急医療機関と連携をとり速やかな患者紹介を行っている

臓器別ではない外来で幅広く多くの初診患者
 総合診療科外来は臓器別でない診療をしており、 臓器別の紹介状を持たない患者を述べ毎月約250名程度診療している

よくある症候と疾患
 当院の総合診療科に受診される9割以上が頻度の高い症候や疾患の患者である

臨床推論・EBM
 毎週月曜日午後に症例カンファレンスを行っているこれは、一週間に体験した症例のうち、あえて敷居を低くして、他の医師との間のPeer reviewを促進し習慣づけることを主目的として行う臨床推論、EBMに関しても検討を加えている

複数の健康問題への包括的なケア
 病棟の場合と同様に主治医が必要と判断した各専門医へ適切なタイミングで紹介し、必要なmanagementを得ることができる医師以外の多様な職種とチームを形成し、合同カンファレンスを行い問題解決に当たっている

診断困難患者への対応
 院内の専門医や島根大学医学部附属病院から来院される院外専門医へ円滑に相談できる体制ができており、必要に応じて高次病院へ紹介しmanagementを得ることができる

【週当たり研修日数】 5日(休日は含まない)

領域別研修:内科

【研修施設名】 島根大学医学部附属病院 総合医療学講座(病院病床数600床)

【研修期間】 6か月

【認定指導医】

指導医:石橋豊(臨床経験年数34年)

有する認定医・専門医資格:日本内科学会総合内科専門医、日本循環器学会専門医、日本プライマリ・ケア連合学会認定医

必要に応じた専門医との連携
 循環器疾患、消化器疾患、神経内科疾患、婦人科疾患、泌尿器科疾患、ペインクリニックについては院内の各専門医と連携して診療に当たり、内分泌内科、整形外科、眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科については島根大学医学部付属病院から、多くの臨床指導医が来院し、診療活動に従事しつつ、常勤医への専門的な指導も行っている総合診療専門研修中においても他の様々な専門技能を修得、維持、ブラッシュアップさせることが可能である

心理・社会・倫理的複雑事例への対応
 主治医、担当看護師、介護士、メディカルソーシャルワーカー、リハビリスタッフ、栄養士、薬剤師など)の担当者会議や家族を交えたカンファレンスにおいて複雑な事例に対しては解決策を図っている

癌・非癌患者の緩和ケア
 癌、非癌患者ともに多職種での担当者会議を行い適切な緩和ケアができる体制にあるまた定期的に緩和ケアについての院内研修を行っており、永眠された際にはデスカンファレンスを開き関係職員と生前の対応等について情報の共有を行っている

退院支援と地域連携機能の提供
 毎朝の病床会議と患者個別の多職種退院支援会議によって、退院後の通院が可能かどうか、訪問診療導入が必要かどうか、介護サービスなどについて話し合い、様々な課題に向き合いながら退院支援を行っている

在宅患者の入院時対応
 当院は、地域包括ケア病棟を有しており、在宅療養中の患者様の病状悪化の際には24時間365日速やかな入院加療が可能であるそして在宅復帰支援計画に基づき、担当医師が主体となって多職種間で在宅復帰に向けて調整を行っている

【ケアの内容】
病棟診療
  各臓器別内科に所属し、病棟で主治医として急性期患者を中心とした診療を担い、また高度先進医療や難病疾患の診療も経験する

【施設要件】
 医師法第16条の2および関係省令で定める基幹型または協力型臨床研修病院
 内科病床数:221床
 内科常勤医:65名
 後期研修プログラムの認定に関する細則第9条(5)に定める指導医数:55名(病院全体)

【週当たり研修日数】  4.5日

【その他】
 領域別研修(内科)期間中に週1回等で並行して行われる研修:0.5~1日/週
  ポートフォリオの作成支援・家庭医療カンファレンス 島根県内の家庭医療後期研修医との週一回のテレビ会議による参加、教育レクチャー(家庭医の特徴、診療技術、地域包括ケアの意味など)を週0.5日行うまた、領域別研修(整形外科・精神科・産婦人科・耳鼻科・眼科・泌尿器科など)の外来研修も週0.5日並行して行う

領域別研修:小児科

【研修施設名1】 邑智病院小児科(病院全病床数98床)

【研修期間】 3か月

【認定指導医】

指導医: 藤脇建久

有する認定医・専門医資格: 日本小児科学会認定小児科専門医

【ケアの内容】

外来診療:指導医の下で初診を数多く経験し、小児特有の疾患を含む日常的に遭遇する症候や疾患の対応を経験する

救急診療:指導医の監督下で積極的に救急外来を担当し、軽症、1次救急を中心に経験する

病棟診療:日常的に遭遇する疾患の入院診療を担当し、外来・救急から入院に至る流れと基本的な入院ケアを学ぶ

【施設要件】
 小児領域における基本能力(診断学、治療学、手技等)が修得できる
 小児科常勤医:1名

【週当たり研修日数】  5日

【研修施設名2】 島根大学医学部付属病院小児科(病院全病床数600床)

【研修期間】 3か月

【認定指導医】

指導医: 山口清次

有する認定医・専門医資格: 日本小児科学会認定小児科専門医

【ケアの内容】

外来診療:指導医の下で初診を数多く経験し、小児特有の疾患を含む日常的に遭遇する症候や疾患の対応を経験する

救急診療:指導医の監督下で積極的に救急外来を担当し、軽症、1次救急を中心に経験する

病棟診療:日常的に遭遇する疾患の入院診療を担当し、外来・救急から入院に至る流れと基本的な入院ケアを学ぶ

【施設要件】
小児領域における基本能力(診断学、治療学、手技等)が修得できる
小児科常勤医:18名

【週当たり研修日数】  5日

領域別研修:救急科

【研修施設名】島根大学医学部付属病院救急科(病院全病床数600床)
年間救急搬送件数:2,400件

【研修期間】 ブロック研修3か月

【認定指導医】

指導医: 仁科雅良(救命救急センター)

有する認定医・専門医資格: 日本救急医学会救急科専門医・指導医

【ケアの内容】

救急診療: 外科系・小児を含む全科の主に軽症から中等症救急疾患の診療を経験する

【施設要件】
救命救急センターもしくは救急科専門医指定施設
救急科専門医等が救急担当として専従する一定の規模の医療機関(救急搬送件数が年に1000件以上)

【週当たり研修日数】  5日(休日は含まない)

領域別研修:その他

研修領域 必修・選択別 ブロック・
兼任の別
研修日数/週
(兼任の場合)
研修期間 研修施設名と
診療科名
指導医氏名
一般外科 □必修
■選択
□ブロック
■兼任
1日/週 1カ月 加藤病院 矢野 誠司
整形外科 □必修
■選択
□ブロック
■兼任
1日/週 1カ月 加藤病院 多久和紘志
田中孝明
精神科/
心療内科
□必修
■選択
□ブロック
■兼任
  1カ月 島根大学医学部附属病院
エスポアール出雲
堀口淳
高橋幸男
産科婦人科 □必修
■選択
□ブロック
■兼任
  1カ月 邑智病院 荘田恭仁
皮膚科 □必修
■選択
□ブロック
■兼任
0.5日/週 1カ月 加藤病院 草竹兼司
泌尿器科 □必修
■選択
□ブロック
■兼任
1日/週 1カ月 加藤病院 林 隆則
眼科 □必修
■選択
□ブロック
■兼任
1日/週 1カ月 加藤病院 児玉達夫
今町克枝
松岡陽太郎
耳鼻咽喉科 □必修
■選択
□ブロック
■兼任
1日/週 1カ月 加藤病院 淵脇貴史
放射線科
(診断・撮影)
□必修
■選択
□ブロック
■兼任
  1カ月 島根大学医学部附属病院 北垣 一