スタッフ募集(職員インタビュー)

職員インタビュー

職員インタビュー:山口 拓也さん(加藤病院 診療科 医師)

職員インタビュー

1.仕事内容・専門分野

Q1-1.現在の職場はどこですか? 担当されている診療科は何ですか?

社会医療法人 仁寿会 加藤病院 診療部 診療科に属し、総合内科・神経内科を担当しています。

Q1-2.日々の診療・業務内容を簡単に教えて下さい。

週に2回、月曜日の午前と木曜日の午後に神経内科の外来を担当し、週に1回、火曜日の午後に総合内科の外来を担当しています。

また、週に2~3回、訪問診療に病院から出かけ、その他の時間は主に病棟業務をこなしています。

Q1-3.ご自身の専門分野の中でも特に「この分野・領域では他の医師には負けない」と自負される点はどこですか? 医師として働く中で特に重視しているのはどんなことですか?

神経内科を専門分野としているので、脳梗塞や脳出血の診断と治療、パーキンソン病など変性疾患の診断と治療、そして認知症の診断と治療などについては積極的に関わらせて頂いています。

医師として重視している点は、医療サイドの治療方針を押し付けるのではなく、患者さんやご家族の気持ち、意向にそった医療を提供することを心がけています。

2.仁寿会に来た経緯

Q2-1.仁寿会を知った最初のきっかけは何でしたか? また、初めて仁寿会に来た際に感じたこと・印象的だったことがあれば教えて下さい。

医師3年目に大学で勤務していたときに、大学医局の派遣先として外来と当直の手伝いに加藤病院に来たのが最初のきっかけです。

大学病院に比べて患者さんの年齢層が高いこと、神経内科医師としてではなく、一般内科医としての役割が必要であることを実感しました。

そして、外来や病棟の看護師さんが優しく接してくれた事などもとても印象的でした。

Q2-2.数ある病院(法人)の中から、なぜ仁寿会を就職先に選んだのですか?

私自身が訪問診療に興味があり、加藤病院が在宅医療に力を注いでいる病院であったことが第一の理由です。

また、大学医局の派遣で加藤病院に週に1回来て、外来・当直業務をしていて馴染みがあったこと、病院長である加藤先生がこまめに声をかけてくれたことも理由です。

3.就職後の実感

Q3-1.仁寿会で働き始めてから実感したのはどんなことでしたか?

地域の小さな病院にもかかわらず、入院患者さんの出入りが激しいことと、日中は訪問診療、病棟業務など忙しいですが、オンとオフがはっきりしているところなども大学病院とは違った点でした。

Q3-2.「仁寿会に来てよかった」と感じるのはどんなときですか?

自分自身が訪問診療に興味をもっていて携わりたいと思っていたので、訪問診療ができることが加藤病院を選択してよかったと感じています。

また、医師同士の関係にストレスを感じることがなく、お互いに協力しながら気持ちよく仕事が出来ることも良い点だと感じています。

Q3-3.仁寿会の医師として地域医療に関わる中で、特に実感することがあれば教えて下さい。

高齢化の進む地域で、交通機関の乏しい中、老介護をしている家族が多いので、訪問診療に対する患者さんやご家族の方の期待は大きいと感じています。

特に、夜間や休日など時間外に患者さんが体調を崩された時に、迅速に対応することが患者さんの心の支えや安心感につながっていると感じています。

この地域のホームドクターとして、患者さんだけではなく、そのご家族の方とのつながりも大切であると感じています。

4.仕事のやりがい・楽しさ

Q4-1.仕事にやりがいや充実感、楽しさや喜びを感じるのはどんなときですか?

患者さんの笑顔や安心した表情を拝見した時です。

Q4ー2.患者・患者の家族からもらって嬉しかった言葉は何ですか?

患者さんのご家族の方から「おばあちゃんは先生のことが大好きなんですよ」と言われた時には嬉しく感じます。最後に患者さんを看取った後に、ご家族の方から「先生に看取ってもらってよかったです」と言われた時には、ほっとします。

5.成長・スキルアップ

Q5-1.仁寿会に就職した当時と比べて、自分が成長したと感じるのはどんな点ですか?

仁寿会に転職してから、学位を取得することができ、さらに神経内科医の資格を取得することができました。

日中の業務は忙しいですが、オンとオフがはっきりしていて、オフの時間を十分に自分の時間として使うことができたからこそ、成し遂げられたと感じています。オフの時間がしっかり確保できることにより、自分のスキルアップや知識の獲得もできるし、家族との時間も十分に取ることができるようになりました。

6.仕事と家庭の両立

Q6-1.仕事と家庭生活はどの程度、両立できていますか?

ほぼ、両立できていると感じています。

7.仁寿会の特色

Q7-1.他の病院(法人)にはない、仁寿会ならではの特色、仁寿会でなければ経験できないことがあるとしたら、それは何だと思いますか?

訪問診療、外来診療、入院診療の全てに携わることができ、一人の患者さんを責任をもって、ずっと診療することができることです。

大病院であれば患者さんが入院し、治療をして、良くなって退院した後はかかりつけ医師に診療を任せることになりますが、加藤病院では退院した後も自分でそのまま診療を続ける事ができます。

患者さんとのつながりが深く、密接なものとなり信頼関係も深くなっていくと実感しています。

Q7-2.医師としてのキャリアには様々な選択肢がある中で、仁寿会への就職はどんな人におすすめですか? 「こういう人は仁寿会に合うと思う」「こういうことがやりたいなら、仁寿会に来るといい」といったご意見・アドバイスをお願いします。

仁寿会は、訪問診療に力を注いでいる病院ですので、在宅医療に興味をもっている先生に是非来て頂きたいです。

そして患者さんだけではなく、そのご家族の方とのつながりも大切にしてくださり、患者さんの在宅療養、入院加療、退院後の診療や支援など、ひとりの患者さんとのつながりを大切にして、患者さんの人生に寄添ってくれる先生に来て頂きたいです。

また、日常業務をこなしながら、自分自身のスキルアップや資格取得を目指したい医師の方にはとっても働きやすい職場環境であると思います。

8.先輩からひとこと

Q8-1.仁寿会への応募を検討中の医師・研修医の方に先輩からひとこと、メッセージをお願いします。

仁寿会は、訪問診療を中心に、外来診療、入院診療などひとりの患者さんに寄添った医療を提供できる病院です。

それは、医師一人の力のみでは成し遂げることはできません。

病棟や外来の看護師だけではなく、訪問看護師、訪問リハビリテーションなどのリハビリスタッフ、医療事務、医療ソーシャルワーカー、そしてヘルパーさんなど多職種の方々との連携が必要になります。

そういった多職種との関わりを大切にして、加藤病院の地域に根差した医療を一緒に楽しく支えてくれる医師が来てくださることを心待ちにしています。